留学先のオーストラリアで見かけたおもしろ日本語

オーストラリアに留学していた時期に、現地でおかしな日本語を見かけました。今でも忘れられない例が二つあります。

一つは、ブリスベーンのショッピングセンターで目撃した「マジツワアバゾベ」です。日本人の友人と一緒に買い物をしていたところ、友人がスポンジのような品物を手にして突然爆笑し始めました。何事かと思って手元をのぞき込んでみると、商品パッケージに「マジツワアバゾベ」と大きく印刷してあります。意味不明でしたが、しばらく考えた末、どうやら「マジックアブゾーバー」のつもりらしいことが分かりました。

もう一つのおもしろ日本語は「へやのクリス」です。これは、住んでいた寮で見かけました。各部屋のドアの外側に伝言用の小さなホワイトボードが取り付けてあったのですが、ある日、同じ棟に住むクリスという名前の寮生のドアに突如として「へやのクリス」という文字列が出現しました。子供が間違いそうになりながら書いたようなたどたどしい筆跡です。おそらく、自分の名前をカタカナでどのように書くのかということと、日本語の「の」が英語の所有格に相当するということを学んだばかりだったのでしょう。この知識をどこかに応用してみたくなって自室のドアのホワイトボードに書いてみたものと思われます。ところが「クリスのへや」とすべきものがひっくり返って「へやのクリス」になっていました。筆跡のつたなさと日本語としてのおかしさがツボにはまり、クリスの部屋の前で大笑いしてしまいました。

オーストラリアでは日本語の学習が盛んですが、上記のようなヘンテコな日本語を見かけることも結構あるのです。